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平良とみさんのこと

昨日(12月6日)の早朝 午前4時27分、女優の平良とみさんが天国へと旅立たれました。
好子さんとは、言わずと知れたNHK 朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」で姑と嫁を演じた間柄。
朝ドラの続きとしては初の2~4シリーズまで制作された「ちゅらさん」の“おばぁ”として、なくてはならない存在でした。
初めての出会いは、2000年の11月。小浜島ロケへ向かう飛行機の乗り継ぎで、那覇空港の搭乗口付近でご挨拶をしたのがお目にかかった最初でした。
沖縄を舞台にした「ちゅらさん」は瞬く間に人気番組になりました。当然のように、沖縄の“おばぁ”も全国のお茶の間の人気者に。
そして、それ以来、ちゅらさんの家族は、古波蔵家のキャストだけでなく、一風館や病院に登場するキャスト、そしてスタッフに至るまで大きな家族のような気持ちであったと思います。


“おじぃ”とか“おばぁ”とは、沖縄ではまさに長老のような意味合いの言葉。
だから、「ちゅらさん」が始まった頃、70歳代だった平良さんは「私はまだ“おばぁ”ではない。ネーネーだよ」とおっしゃられたようで、私たちが皆、“おばぁ”と呼んでいる中、プロデューサーと藤木勇人さんだけは、平良さんのことを「とみさん」と呼ばれていました。長寿の沖縄では、どうも90歳くらいからが“おばぁ”とか“おじぃ”という認識だとも聞きました。
でも、「ちゅらさん」での平良とみさんは、間違いなくみんなの“おばぁ”でした。
背はとっても小さいのに、芝居も声もパワフル。お肉をもりもり食べて、大きな澄んだ目でニッコリと微笑む。
まるでティーダ(太陽のこと)のような方でした。

心よりご冥福をお祈りいたしております。

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